2008年6月 9日アーカイブ
秋葉原で先日発生した通り魔事件。
死傷者を含めて16人という大惨事だった。
この事件のあった頃は外出しておりまったく知らなかったのだが、2ちゃんねる以外のメディアを利用して一般人が情報提供をしたという点で特徴的な事件だったようだ。
- Twitterでいち早く情報が伝えられた。
- Ustreamで現場の生中継が行われた。
最初に情報を発信するのは事件に居合わせた人々であり、マスメディアはその後を追う――善し悪しは別にして、既にそんな状況が生まれています。その意味 で、僕ら全員が知らないうちに「市民記者」になっているのではないでしょうか。さらに今回の事件では、自分が携帯電話で撮った写真を、赤外線通信で周囲の 人々(赤の他人)にコピーしてあげる人がいたそうです(参考記事)。ネットを介さなくても、「報道」の役割を果たせる状況が生まれていると言えるでしょう。
事件現場に居合わせた一般人が、携帯電話で撮影したりしていることがやはり「不謹慎だ」等々の事を仰る意見が目立つ。Yahooのこのニュースに関する掲示板なんかを見ても多い。
当事者の側からすれば確かにそうですね。肖像権を勝手に侵害されているわけですし。いきなり周囲のヒトが自分をデジカメで撮影し始めればそりゃ不快ですよね。
一方で、報道することを仕事にしている方が写真を撮影する事と、一般人が携帯電話で撮影することにどの程度の違いがあるのか。行動の結果はまったく同じであり、違うのは心構えだけなのではないだろうか。
これからも事件が起こる度に問題提起されるようになるかもしれません。できることなら、学校教育の現場でも考えて欲しい問題ですね。
私は情報発信には責任が伴うはず・・・という意見です。
ブログや日記に書くことには責任が伴います。
写真をWebにアップロードして公開することには責任が伴います。
削除依頼があれば検討するべきですし、アップロードする前に影響する範囲を想定するべきです。
プロは撮った作品について責任を負います。一般人であっても、責任はあるはず・・・というか責任があるということを自覚するようにしなければいけないのではないか。
自分で発信した情報をコントロールする自信がなければ、公開するべきではない。
私自身は、個人が情報を発信することには積極的に賛成する立場です。その発信された情報は皆で検証して正しいということを証明し、それが伝搬していく。それは理想だと。
マスコミが後追い報道になるのは構わない。情報の精度を問われる仕事をしているのだから。専門職であるマスコミというものが不要になるとは思わない。第一報くらいは入れる努力は必要かもしれないが、妙なバイアスを掛けずに事実のみを報道する姿勢で良い。
イマイチ今回の件は咀嚼しきれてない。
でも、いろいろ考えるネタをくれる事件であることに間違いなさそうだ。


